ローンを組む際の銀行選び
注文住宅を組むときは大抵、銀行の住宅ローンで必要な資金の大半を賄います。
大金を借りて、注文住宅完成後は長きにわたって返済をしていくことになるため、申込先は慎重に決めなければなりませんが、いったいどのような方法で選ぶと良いのでしょうか。
住宅ローンの申込先を選ぶ際に、金利の数値だけを見て決めるのは禁物です。利率が低いタイプは多くが変動金利型か固定期間選択型であり、最初は低く抑えられていても返済の途中で利率がアップしてしまう可能性があるからです。
もうひとつの固定金利型は変動型より利率が高めに設定されていることが多いですが、数値は返済期間を通じて一度も変わらないため、返済計画が立てやすいメリットがあります。利率のタイプは一長一短なので、よく見極めてから申込先を選ぶようにしましょう。
サービス内容も申込先を決める際の重要な要素です。
今日ではほとんどの住宅ローンで繰上返済ができるようになっていますが、返す際のルールは銀行ごとに異なっています。
契約時に決められた返済期間より早く残高をなくしたいと考えている場合は、繰上返済の手続きをとりやすい所の中から申込先を選ぶと良いでしょう。
また、インターネットバンキングをよく利用する人は、これを利用したサービスを展開している金融機関の中から借入先を選ぶ方法も考えられます。
注文住宅の夢を叶えるためにはローンの利子に関する比較も重要
多くの方が注文住宅を建てる場合に住宅ローンを利用するものと考えられ、借入時の利息（利子）については大いに気になるところではないでしょうか。
金利の推移は2010年代以降はかなり低い水準となっており、かつて高金利であった時代と比較すると大幅に下がっていることから、まさに現在はローンの借り入れをするにはうってつけのタイミングであると言えます。
銀行では、年1%を大きく切る利率を設定している住宅ローンを用意していることも珍しくありません。注文住宅を建設するには土地と建物を含めて多額の資金が必要となりますので、僅かな金利の違いでも総返済額がかなり異なってきます。
そのために、なるべく利息の低い銀行を選ぶということも資金調達の観点から重要です。
もちろん見た目の利子の低さだけでなく、繰り上げ返済に関する手数料の有無や、病気などで収入が得られなくなった場合における保証なども考慮に入れておく必要があります。
入念な比較検討を行い、注文住宅の夢を叶えましょう。